こんにちは、久々に登場しますプラチナfのBOSSです。
今回は、最近購入した音楽CDの中から特に感動した
2枚を紹介いたします。
まず1枚目はマルタ・アルゲリッチのチャリティCDです。
ショパン&シューマン生誕200年を記念したコンサートが開かれました。
又、その記念すべきコンサートを最高級の音質で録音し、世界に
一般販売する予定でした。しかし今年3月11日の震災を受けて
この録音は、緊急チャリティCDになりました。
アルゲリッチ氏をはじめ参加アーティスト全員が録音の印税収入を
放棄し、被災者の復興支援の為に寄付されます。
又、内容のほうも素晴らしく、アルゲリッチ氏の圧巻の演奏とともに
新日本フィルも絶妙のコラボを魅せています。
曲目は
シューマン=ピアノ協奏曲イ短調op.54
ショパン =ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11
指揮はクリスティアン・アルミンク、
大満足の1枚です。皆様もぜひ1枚買って聞いてみては・・・・・。
そして2枚目は辻井伸行氏の自作集です。
バン・クライバーン国際ピアノコンクールにおいて優勝した盲目のピアニストです。
私もコンクールのCDを持っているのですが、素晴らしかったですね。
あれから2年、今回、氏が以前より書きためた自作集を出したのです。
15曲どれも素晴らしく完成度の高い曲なのですが、
私が注目した曲が2曲あります。
1曲目は「神様のカルテ」これは宮崎あおいちゃん、櫻井翔くん共演の
映画「神様のカルテ」のテーマ曲ですね。
この映画のテーマ“人として生きる”“命の尊さ”にふさわしい
美しい曲です。
そして2曲目は「それでも生きてゆく」
3月11日の大震災で亡くなられた方への追悼と被災された方への
心の支えになりたいと云う願いを込めて作られた曲なのです。
アメリカツアー中にアンコール曲として全米各地で演奏され、又その後
ドラマ「それでも生きてゆく」のテーマ曲として提供されました。
この曲は“幼子を抱く母親”の様なとてもやさしい曲です。
氏の「被災地への想い」とやさしさがにじみ出ています。
このCDは聞き終わった後とても幸せになれる1枚です。
以上長くなってしまいましたが、3月11日の震災以来
日本中が、いや世界中が東北に注目し様々な支援の手を
差し延べましたが、あれから五カ月たって遠く離れていると
ともすれば風化しそうな時、この2枚のCDに出会い
現地は、まだまだ復興には程遠く、支援を必要としていること
そして沢山の方々がそれに取り組んでいることを、あらためて
思い知らされました。そんな方々にエールを贈るとともに
おそらく、気の遠くなるほど長くかかるであろう復興に
一過性の支援ではなく、地に足をつけた取り組みが必要と
再認識し、またプラチナの理念である「人を幸せに」、「社会貢献」を
絶対に忘れてはならないと決意を新たにいたしました。
BOSS