“ブラームスはお好き?”と云ってもサガンの小説ではなく音楽の話です。
“ブラームスは好きか”と聞かれて答えは3つ、「好き」「嫌い」「どちらでもない」
と云うところですが、小説の主人公ポールは「黙って微笑んだ」のです。
まあ、その裏には深い意味があったのですがブラームスファンの中にも
「好きだ」と声高に云えない人が少なからずいるのではないでしょうか?
その理由はブラームス独特の“重み、悲痛さ、せつなさ”にあるかも。
そもそも、ポールの場合はブラームスをあまり聞いたことがなく
彼女は、実はモーツァルトファンなのですから。
色々批判もありますが、ブラームスはよく聞いてみると奥が深く
結構はまりますネ。私は普段、ピアノ曲中心で
シンフォニーはあまり 聞かないのですがブラームスだけは別
1番~4番の中で1番がブラ1とか云われ人気が高い様ですが、私は4番それも
第1楽章などは最高ですね。バイオリンが囁くように主題を奏でながら
始まるのですがその、透き通るような響きが
高く澄みきった秋の空に吸い込まれていくようで何かせつない気持ちにさせられます。
あと、チェロソナタ。あの荘厳さと繊細さは男(チェロ)と女(ピアノ)が
複雑に交差する人間模様を表現している様でとても深い。
しかし、今回紹介したいのはピアノ曲です。
INTERMEZZO(間奏曲)、このピアノによる小作品は、あまりクラッシックを
聞かない方にもお薦めです。古いのに新しいのです。
あの坂本龍一氏をして、「山水画のよう」と言わしめた作品。
確かに水墨画のように色が無いのです。
エッ音楽に色?と思われるかも知れませんが、
皆さんは、曲によって様々な色を感じることってありませんか?
しかし、ブラームスは総じてグレーのイメージ、まあ稀に
ハンガリアンダンスなどは色とりどりですが(悲しい曲ばかりだけど)。
ショパンやモーツァルトなどは色が鮮やかだけど、ブラームスはセピアやグレー。
季節でいえば、秋・冬。でも私はそんなブラームスの「シックで上品」なところが大好きです。
そういえば、小説の結末はモーツァルトの好きなポールはブラームス(シモン)と別れ
ワーグナー(ロジェ)と一緒になり、三角関係に終止符を打つ。
なにか、ブラームスの生涯と似ているような。ブラームスも人妻(シューマンの妻クララ)に
恋をして一生を独身で過ごし、またポールはシモンより15歳年上、クララもブラームスより
14歳年上。サガンは、これを意識して小説を書いたのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
話を元に戻しますが、この間奏曲、一曲数分程度の短いものですが小品集として
様々なアーティストが演奏していますが、好みは色々ありますが私はグールドのを聞いています。
この曲は、ゆったりとくつろいでいる時、まあ、お酒でも飲みながら聞くと良いと思います。
曲をききながら「フッ」と目を閉じると、体がフワフワと、あの桂林の山々の間を巡っていくような
不思議な感覚におそわれます。この間奏曲、秋の夜長に読書を
しながら聞くのも良いかも。そうブラームスはこれからの季節にピッタリです。
それから、“大人のいい女”になりたい人もブラームスを聞くことをお薦めします。
エッ?「渋谷ギャルにも聞かせたらどうか」って?
NON!彼女たちは別の人種、いや異星人なのでブラームスなんて理解出来っこない。
それに、ブラームスが天国で嘆きのあまり交響曲第5番を作曲してしまうかも。
題名は“絶望”なんちって!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あまり上品じゃないか。・・・・。
とにかくブラームスは、お上品な人か、もしくは、お上品になりたい人しか
聞いてほしくない絶対に!!
と云うことで次回に続く・・・・・・・・・・・・・・・つもり。
BOSS
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